相続手続きの流れ|7ステップで完全解説【初心者向け】
- 6月22日
- 読了時間: 5分
家族が亡くなったあと、相続手続きはすぐに始まります。

しかし、実際には
「何から手をつければいいのかわからない」
「相続税はいつまでに確認すべきか」
「不動産の名義変更は必要なのか」
など、多くの方が不安を抱えています。
相続手続きは、やみくもに進めるのではなく、流れを理解して順番に対応することが大切です。
相続放棄は相続の開始を知ったときから3か月以内、相続税の申告・納付は相続開始を知った日の翌日から10か月以内が原則です。また、不動産を相続した場合は、相続で取得したことを知った日から3年以内に相続登記を行う義務があります。
この記事では、相続手続きの流れを7ステップでわかりやすく解説します。
STEP1|死亡届の提出と初期手続き
まず行うのは、死亡届の提出です。
死亡届は役所に提出し、火葬許可証の取得などもあわせて進めます。
あわせて、以下のような手続きも必要になります。
・健康保険の資格喪失手続き
・年金受給停止の手続き
・公共料金や携帯電話などの契約確認
・葬儀費用や領収書の整理
相続税の計算では、一定の葬式費用を相続財産から差し引ける場合もあるため、領収書や支払い記録は保管しておくと安心です。
STEP2|遺言書の有無を確認する
次に、遺言書があるか確認します。
遺言書の有無によって、相続の進め方は大きく変わります。
主な遺言書には以下があります。
・自筆証書遺言
・公正証書遺言
・秘密証書遺言
自筆証書遺言を見つけた場合、勝手に開封せず、家庭裁判所での検認が必要になるケースがあります。
ただし、自筆証書遺言でも『法務局の遺言書保管制度』を利用している場合は、家庭裁判所での検認は不要となります。
公正証書遺言は公証役場で作成されるため、比較的確認しやすい遺言書です。
遺言書がある場合は、原則としてその内容をもとに相続手続きを進めます。
遺言書がない場合は、相続人全員で遺産分割協議を行うことになります。
STEP3|相続人を確定する
相続人とは、亡くなった方の財産を引き継ぐ権利を持つ人のことです。
配偶者は常に相続人となり、子ども、親、兄弟姉妹の順で相続権が発生します。
相続人を確定するには、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を集める必要があります。
ここで相続人に漏れがあると、遺産分割協議が無効になる可能性もあるため、慎重に確認することが大切です。
STEP4|相続財産を調査する
相続財産には、預貯金や不動産などのプラスの財産だけでなく、借金やローンなどのマイナスの財産も含まれます。
確認すべき主な財産は以下です。
・預貯金
・土地、建物などの不動産
・株式、投資信託
・自動車
・生命保険
・借金、ローン
・未払い金
特に札幌では、実家や土地、空き家などの不動産を含む相続が多くあります。
不動産は評価額や管理負担、売却の可否なども関係するため、早い段階で整理しておくことが重要です。
STEP5|相続方法を決める
財産調査を行ったうえで、相続方法を決めます。
相続には主に以下の3つがあります。
単純承認:財産も借金もすべて引き継ぐ
相続放棄:財産も借金も一切引き継がない
限定承認:プラスの財産の範囲内で借金を引き継ぐ
相続放棄や限定承認は、原則として相続の開始を知ったときから3か月以内に判断する必要があります。
借金の有無がはっきりしない場合は、早めに財産調査を進めることが大切です。
STEP6|遺産分割協議を行う
遺言書がない場合、相続人全員で遺産の分け方を話し合います。
これを遺産分割協議といいます。
遺産分割協議では、以下のような内容を決めます。
・誰が預貯金を引き継ぐか
・不動産を誰が相続するか
・不動産を売却して分けるか
・借金や未払い金をどう整理するか
不動産がある場合は、現金のように簡単に分けられないため、トラブルになりやすい傾向があります。
共有名義にすると将来的な売却や管理で揉めることもあるため、慎重な判断が必要です。
STEP7|名義変更・相続登記・相続税申告を行う
遺産分割協議がまとまったら、各種名義変更を行います。
主な手続きは以下です。
・銀行口座の解約・払い戻し
・不動産の相続登記
・自動車の名義変更
・株式や証券口座の移管
・相続税の申告・納付
不動産については、令和6年4月1日から相続登記が義務化されています。相続により不動産を取得したことを知った日から3年以内に申請する必要があります。
また、相続税は基礎控除額を超える場合に申告・納付が必要です。
基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で計算されます。
まとめ|相続手続きは流れを知ることが第一歩
相続手続きは、死亡届の提出から始まり、遺言書確認、相続人調査、財産調査、遺産分割、名義変更、相続税申告へと進みます。
特に重要なのは、以下の3点です。
・期限を確認する
・相続人と財産を正確に把握する
・不動産や借金を放置しない
最初に流れを把握しておくことで、手続き漏れや家族間トラブルを防ぎやすくなります。
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